
あなたは今までの人生で、次のような悩みを抱えたことはありますか?
- 計画していたことが思ったように進まない…(泣)。
- やるべきことが多くて何から手を付けたらいいのか分からなくなり、結局どれも中途半端になってしまう…(泣)。
- 未経験のことをやる際に、どういう順番で進めたらいいのか分からず、そのまま放置してしまう…(泣)。
生きていると色々な知識・情報に触れますが、世の中のすべての知識・情報を理解し、詳しくなることは不可能です。
ということは、年齢・性別を問わず、誰もが未経験の問題に直面しながら生きていくということ。
そんなときに何も手を付けずに先延ばししてしまうと、すぐに対応すれば何とかできた問題が悪化してしまうかもしれません。
でも、すばやく問題解決につなげられる思考方法を身につけることで、未経験の問題でも対応することができるようになります。
この記事では、未経験の問題を解決しようとするときや計画を成し遂げようとするときに役立つ「仮説思考(かせつしこう)」について解説します。
もしあなたがご自身のことを「①問題を発見すること・②解決策にたどり着くこと」が遅いと認識されているのであれば、最後までお付き合いください。
仮説思考とは?
耳にすることも使うこともない言葉かもしれませんが、「仮説(かせつ)」というのは“現段階における仮の答え”のことです。
そして、「仮説思考」というのは、問題の解決をしたいとき・計画を成し遂げたいときに、一定の限られた情報をもとに、問題解決・計画遂行に向けた仮の答えを出し、それを具体的な出来事に当てはめて検証していく思考プロセスのことを指します。
突然ですが、知覚動考(ちかくどうこう)という言葉をご存知でしょうか?
この言葉は「何か新しい知識や情報を得たらすぐ行動に移し、その結果を元に考えよう」という意味の言葉です。
「よ〜く考えてから行動しましょう」というのが一般論ですから、知覚動考は一般論とは逆の考え方といえます。
この知覚動考は、用いる場面によっては優れた考え方なのですが、決してコレだけで何もかも上手くいく訳ではありません。
でも、行動に移さないまま考え込んでしまうよりは100倍マシ。
仕事・ビジネスにおいては【 少しだけ考える → 行動する → 結果をふまえて考える → また行動する 】というサイクルを素早く繰り返すこと(=仮説思考に基づいて行動すること)が重要です。

時間は限られていますからね。
ずぅ〜っと考えてばかりで、いつまでたっても行動しないのはよくないことです。
でも、だからといって何も考えずに適当に行動していても、問題解決につながる可能性は、かなり低いでしょう。
たとえばブログ運営で言うと、「とりあえず何でもいいから100記事書こう!」とか「3ヶ月間、何でもいいから毎日更新しよう!」というのがそれに当たります。
昔よりブログをやっている人が増えているのに、何でもいいわけないじゃないですか?
こういう考え方のことを僕は「適当思考(てきとうしこう)」と勝手に呼んでいます(笑)。
適当思考と違い、仮説思考では、仮説が合っているかどうかが最も重要なことではなく、仮説の検証プロセス(仮説 → 実践 → 検証)の方が大事なのが特徴です。
言葉が固いのでハードルが高い印象を持つかもしれませんが、誰でも身につけることができる考え方なので、あまり身構えないでくださいね^^
仮説思考が大事な理由
仮説思考に基づいて行動していかないと、どうなると思いますか?
まあ、だいたい想像がつくかもしれませんが、情報を集めているうちに時間だけが過ぎていき、答えを出すのが遅くなります(泣)。
行動は自分で出した答えに基づいてするものですから、結果として具体的な行動に移すのが遅くなるということになります。
あなたの身近な仕事ができる人を想像してみてください。
他の人より判断が早くて、サクサク仕事をこなしていませんか?
それは、その人に「限られた情報に基づいて行動に移していける思考」が身についているからです。
このことから分かるように、なぜ仮説思考が大事なのかというと、それをしないと意思決定が遅れてしまい、いつまでも物事が進んでいかないからです。
もちろん、早く意思決定ができたとしても、内容が伴わないと意味が無いのは言うまでもありません。
でも、いつまでも意思決定ができないがために時間切れになるリスクと比べると、「仮説思考に基づいて少ない情報で判断していくこと」の方がはるかに優れています。
仮説思考によって得られる2つのメリット
仮説思考をすることによって得られるメリットは、大きく分けて2つあります。
具体的には、以下のとおりです。
- 問題を解決するまでのスピードが上がる
- 1つ1つの意思決定に要する時間が短くなるため、間違ったとしても素早く修正できる
もちろん素早く出した答えの全てが正解なわけではなく、ときには間違うことだってあるでしょう、人間ですから。
でも、正解・間違いともに多く経験することによって「物事の判断の精度が上がってくる」んです。

コレも入れるとメリットは3つですね。
終わりに
仕事やビジネスで成果を挙げている人は、どのくらい長く考えるかではなく、「短時間で問題点に気づいて速やかに解決すること」を重視しています。
もしあなたも、成果を挙げている人のように“問題を早く発見して解決する力”を高めたいのであれば、この本を読んで実践してみてはいかがでしょうか?
しっかり実践したあかつきには、あなたの問題解決力は高まること間違いなしです。