
この記事は“ぬけぬけ病”に関する記事です。
「ぬけぬけ病のことが知りたい」そんなあなたのために、情報を収集して書き上げました。
最後まで読むと、ぬけぬけ病の原因・症状・治療に関する知識を身に付けることができるので、家族や友達がぬけぬけ病になってしまったときに役立ちますよ^^
それでは、内容に入っていきましょう。
ぬけぬけ病とは
まずはじめに言葉の意味からお伝えします。
“ぬけぬけ病”というのは、陸上の長距離界では誰もが知っているほど有名な、マラソンランナーや駅伝走者の足をおそう病気のことです。
2018年1月2日〜1月3日に行われた第94回箱根駅伝で、駒沢大学・復路7区の工藤有生選手が、フラつきながらなんとか最後まで走りきりましたが、あのときのように「原因不明の足の脱力感のせいで普通に走るのも困難になってしまう」のが、ぬけぬけ病のおもな症状。
ちなみに僕はサッカーの経験者ではありますが、マラソン・駅伝といった長距離走の経験者ではありません。
なので、この言葉がトレンド入りするまでは一度も聞いたことがありませんでした。
ぬけぬけ病の別名について
ぬけぬけ病は別名で呼ばれることもある病気です。
具体的には、以下の8つを挙げることができます。
- かっくん病
- ローリング病
- 足に力が入らない病気
- 足抜け
- 抜け症
- ランナージストニア
- 周期性ジストニア
- イップス
ただ、調べてみて分かったことなのですが、ぬけぬけ病という呼び名は医学的には正式な名称ではなく、あくまで陸上の長距離ランナーの間で呼ばれている通称でしかないとのこと。
ぬけぬけ病に関する世間の声
ぬけぬけ病に関する世間の声は以下のとおりです。
色々なタイプの声を集めたので、理解を深めるのにお役立てください。
Twitterへのツイート
ぬけぬけ病ヤバイなff(^^;
長距離ランナーじゃなかったからぜんぜん知らんかったけど(>_<)— ゆっき~@ 100m10秒台をもう一度 (@yukiyafujimoto) 2018年1月3日
こうして症状が改善せずに引退してしまう選手がいる、すごく心が苦しい…
でも1度競技を離れて治療に専念したら改善するっていう事があるから諦めないでほしいな😌#ぬけぬけ病#西山先生 https://t.co/K6jWS1VM5Y— Buchiasa (@Buchiasabuchi) 2019年3月31日
陸上長距離界で使われる言葉
👉急に脚に力が入らなくなる
👉股関節あたりがムズムズする原因不明ですが、骨盤・大腿骨の関係で症状緩和は図れるようです。
確か僕も高校のとき歩いてると膝崩れしたり、脚の内側から痛みやムズムズがあった…#理学療法士 #スポーツ #リハビリ
— 淺原 裕一郎@陸上競技トレーナー (@You1614) 2018年4月30日
ずっと悩まされている。
自分なりに論理づけて改善させているけど、文章では説明できないくらい複雑。端的にいうと走りのイメージと実際の動きの齟齬で起こっている問題なので、そこからどうアプローチを進めていくかを考える。 https://t.co/0UgsTD7Mro— 近藤秀一 (@ksyu1run) 2018年1月4日
Instagramへの投稿
ぬけぬけ病の原因ってなんなの?
はじめにも言いましたが、この記事は情報を収集して書いたものです。
なので、当たり前ですが一次情報(=実際の経験に基づく情報)ではありません。
そのことをご理解いただいたうえで、この先も読んでいただければと思います。
ぬけぬけ病のおもな原因は、腸腰筋(=股関節を曲げるのに最も重要な筋肉)の筋力が落ちてしまっとことであり、症状を改善するにはランニングフォームの見直しや体幹の強化が必要とのこと。
病気の兆候としては、以下のようなものを挙げることができます。
- 足に力が入らなくなる
- 膝に違和感を感じる
- 股関節がムズムズする
「ぬけぬけ病は治りにくい・・・(泣)」というのが通説ですが、完治している長距離ランナーの方もいるので、悩みが深刻になる前に、「ぬけぬけ病の症例をたくさん見てきた理学療法士さん」に相談するのが優れた判断と言えるでしょう。
なぜそう言えるのかといると、理学療法士さんは“リハビリの専門職”ですし、その中でも“ぬけぬけ病の症例をたくさん見てきた方”であれば、専門知識を持っていない人が我流で対処するより改善を期待できるからです。
ぬけぬけ病の症状ってどんな感じ?
ぬけぬけ病の主な症状は、以下のとおりです。
- いつもどおりの生活をしていて急に足の力が抜ける
- 自分の意識と下半身の動きにズレがあり思ったとおりに動けない
- 歩いたり走ったりしている最中に膝が抜ける(=自分の膝じゃないような感覚におちいる)
これらの症状のなにが怖いのかというと、そのまま何の対処もせずに放置していると、体の重心がどちらか一方に偏ってしまったり、下半身以外の部位へ負担がかかってしまったりという結果になり、最終的には“膝の痛み”や“坐骨神経痛”といった長距離ランナーを諦めざるを得ない症状へと発展してしまうかもしれないということ。
なので、ぬけぬけ病になってしまった選手は、絶望感に襲われることが多いのが実情です。
これについて具体的な人名を挙げると「早稲田大学出身の竹澤健介選手」は、“左足の怪我”と“ぬけぬけ病”が原因で、陸上・長距離種目からの引退を余儀なくされました。
参考 竹澤健介選手の引退の真相に関する記事はコチラぬけぬけ病の治療ってどうやるの?
現時点においては“ぬけぬけ病の明確な原因”は不明のため、決定版といえるような治療方法は見つかっていません。
そのため、長距離走のランナーからすると非常に厄介な病気といえます。
先ほどお伝えしたとおり、この病気と足の怪我があいまって有能なランナー(=早大出身の竹澤選手)が引退しているという事実がありますからね。
ただ、完治した症例は少ないものの、下半身のトレーニングやストレッチで症状を和らげることは可能です。
症状を和らげる具体的な方法としては、「歩きや走りのフォームの改善」・「体幹および筋力の強化」を挙げることができます。
また、そういった肉体的なアプローチとは別に、精神的なアプローチ(=ポジティブな考え方で症状と向きあうための支援)も有効とのこと。
精神面の支援で重要なのは“ぬけぬけ病になっている足の部位に意識がいきすぎないようにしてあげること”のようです。
とはいってもメインとなるのは、やはり下半身のトレーニングやストレッチ。
具体的な方法は、福岡市で“からだドック”という予防事業をされている“理学療法士の西山さん”という方が、YouTubeに“ぬけぬけ病のスポーツ愛好者に有効なトレーニング動画”をアップなさっていますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
次の見出しのすぐ下に貼っておきますね。
ぬけぬけ病のスポーツ愛好者のためのYouTube動画
下腹部のトレーニング
内転筋のストレッチ
終わりに
いかがでしたか?
この記事では、ぬけぬけ病のことを知りたいあなたのために、原因・症状・治療について知っておくべきことをお伝えしました。
これで、もし家族や友達がぬけぬけ病になってしまったときでもアドバイスすることができます。
言うまでもなく一番いいのは「ぬけぬけ病にならないこと」ですが、人生というのはいつ何が起こるか分からないもの。
なので、もしあなたの身近な人がぬけぬけ病になってしまったときは、今回お伝えした情報を活用してみてください。
追伸
一つ言い忘れていたことがありました。
先ほどご紹介した、福岡市で“からだドック”という予防事業をされている“理学療法士の西山さん”は、「再び楽しく走れるようになることを目指しているランナーの方」と「ランナーをサポートしているトレーナーや治療家の方」に向けた電子書籍(=Kindle本)を、2018年10月31日(水)に出されたそうです。
この本は「ぬけぬけ病が1人でも多くの人に理解されるように」という想いを込めて書かれており、“全78,584文字”の読み応えのある内容となっているとのこと。
もしご興味があるなら、この下のリンクから簡単に購入できますので、ご自身の目で確かめてみてくださいね^^
コメントを投稿するにはログインしてください。