
このブログでは、インターネットを使った副業・ビジネスとして「WordPressブログをビジネス活用して収入を得ること」をオススメしています。
でも、副業やビジネスって数え切れないほどありますよね?
なのでまだ何も始めていない方からすると、情報が多すぎて身動きが取れないなんてことになりかねないと思うんです。
なにせ今は、“真剣にビジネスをやっている人が発信している情報”と“ウソばかりの情報”が混ざり合っている状態ですからね。
そこでこの記事では、あやしい儲け話に引っかからないようインターネット・リアルを問わず副業に関する詐欺についてまとめてみました。
副業やビジネスをはじめる前の予備知識としてお役立てください。
「誰でも絶対に稼げる」なんて絶対にウソ
「副業」と聞いて、あなたはどういう印象を持ちますか?
「空き時間を使って適当にやる」・「本業ではないから手を抜いてやる」といった感じでしょうか?
もしそうだとしたら一言いわせてください。
副業というのは、それをやる側の人間が主に使っている呼び名であって、あくまでも世の中で行われている普通の経済活動にすぎません。
要するに、「提供した価値に応じて対価を得る」のが本質です。
ところが世の中には欲深い人というのが一定数いて、そういう人は「何もしないでお金が入ってくる方法はないか?」とか「探し続けていればラクに儲けられる方法を見つけられるはず」といった考え方をします。
その結果、通常ならだまされないような儲け話にコロッと引っかかてしまう人が出てくるのです。
誰でも絶対に稼げるなんてありえないのに・・・欲深い人は、お金がからむと視界が狭くなってしまうのでしょうね。
オレオレ詐欺に引っかかる人
「どこどこのお年寄りがオレオレ詐欺で何百万円をダマし取られました」と新聞やテレビで繰り返し報道されているのにもかかわらず、いまだに引っかかってしまう人がいますよね?
「オレオレ詐欺という言葉自体が有名になるくらい認知度が高いはずなのに、なんで引っかかるんだろう?」と多くの人が感じていることでしょう。
「まさか自分が詐欺に巻き込まれるなんて・・・」と考えてしまうのが実際に被害に合われた方の感覚なのかもしれませんね。
儲け話に引っかかる人
普通に考えたらあやしい儲け話に引っかかる人も同様で、「自分は引っかかるわけがない!」と思っていても、ラクにお金を得られそうな儲け話を目にすると、「今回のは本当だろう」と、ラクをしたい自分の希望的観測に基づいて行動してしまうのでしょう。
世の中に誰でも絶対に稼げる方法なんて存在しないということを認識したうえで、巧妙な口車に乗せられてしまわないよう十分注意してください。
あやしい儲け話の具体例

さてここからはあやしい儲け話の具体例に入っていきます。
もしかしたら今までの人生経験で「あれって詐欺だったのかも・・・(汗)」と感じるものがあるかもしれません。
今後のための予備知識として、1つずつ確認してみてください。
内職商法
「空き時間を使ってお小遣い稼ぎ!パソコンさえあれば誰でもできる簡単なお仕事です!月収10万円以上の方もいます!」
こういう宣伝文句で注目を集め、とりあえず話だけでも聞いてみようかと連絡すると、「まずはじめに会員登録していただく必要があります。金額は〇千円です」「当社が指定するソフトの購入に〇万円必要です」などと言い、内職のあっせん前に次から次へとお金を請求してくる商法を内職商法といいます。
勧誘の対象にされやすいのは「20代〜30代の専業主婦」です。
「子供が小さいと何かとお金がいるだろう」という考えからそうしているのでしょう。
内職商法で問題になることが多い職種としては、宛名書き・データ入力・レセプト(=医療報酬の明細書)点検・商品モニター・録音データの文字起こしなどが挙げられます。
マルチ商法
マルチ商法というのは、ある人(=マルチ商法の実践者)が仕入れた商品を複数の知り合いに売り、その知り合い(=商品の購入者)が、さらに別の複数の知り合いに商品を売るように仕向けてピラミッド状の組織を作り、下の階層にいる人は上の階層の人に「バックマージン=手数料」を支払うということを繰り返していく商法です。
会員を網の目のように延々と増やしていくことから、「ネットワークビジネス(※インターネットとは全く関係なし)・MLM(=マルチ・レベル・マーケティング)」などの別名で呼ばれることも多いです。
知り合いに商品を売っていくだけで収入が得られるため、簡単そうな印象を持つ人が多いですが、決まっている会員数を勧誘できなかったときに罰則(=商品の自腹購入)があったり、実際は単なるオイシイ話ではないようです。
この商法は、「連鎖(れんさ)販売取引」として「特定商取引に関する法律」の第三章で規制されています。
ちなみに、法律を守ったうえで行われる連鎖販売取引は合法です。
ねずみ講
ねずみ講は「無限連鎖講(むげんれんさこう)」とも呼ばれ、配当のときに間違いなく儲けられるという謳い(うたい)文句のもと、主に現金の出資を連鎖的に求めていく仕組みです。
この仕組みはマルチ商法と同様に、自分の下に大勢の会員を増やしていき、「バックマージン=手数料」を得るのが狙いです。
しかし実際に会員を増やしていくのは難しいため、どこかのタイミングで破綻してしまい、結果として出資金は返ってこないようです。
1970年代に社会問題になったことから法規制が望まれるようになり、「無限連鎖講の防止に関する法律」が成立・交付され、現在においても厳しく規制されています。
資格商法
国家資格や民間資格、あるいは存在しない架空の資格をでっち上げて、「通信講座を受けるだけで簡単に資格が取れる」「その資格を取りさえすれば独占的に仕事ができる」などと勧誘し、高額な講座受講料・教材費を取るのが資格商法です。
この商法の注意点としては、お金をだまし取られた人が、特に対処しないまま放置していると「〇〇さんは現在も受講中となっております。受講料をお支払いください。」などと言い、さらにお金を請求されることが挙げられます。
数ある資格の中でも「〇〇士」という名称が一見しっかりした印象を与えることから、資格商法で悪用されることが多いとのこと。
未公開株式の儲け話
金融商品取引所などの一般の株式市場に上場していない企業の株式のことを「未公開株」といいます。
未公開株が新たに上場(公開)されると初値が売り出し価格を上回ることが統計的に多いため、「差額で儲けられるんじゃないか?」と考える人から人気があります。
この人気を悪用して「未公開株を今の安い値段で買っておけば、上場(公開)したときに間違いなく値上がりして差額で儲けることができます!」などと調子のいいことを言い、株式の購入代金をだまし取るというのが未公開株の儲け話の手口です。
未公開株式の発行会社自身が関与するケース(=第三者とグルになって詐欺をする事例)もあるようです。
投資用不動産の儲け話
投資用不動産の儲け話も世の中に溢れています。
「不労所得になる」・「将来の年金になる」などと言い、興味がありそうだなと思われたが最後、百戦錬磨のセールスマンが、投資用不動産のデメリットを隠したままメリットだけを言葉巧みに伝えてきます。
あいまいな受け答えをしていると、あれよあれよという間に契約書にサインなんてことになりかねません。
不動産業を営んでいる僕の知人が言うには、不動産に詳しくない人が新築の投資物件を買ったところでオイシイ思いなどまず出来ないらしいですよ。
購入に際して物件の良し悪しを判断できないくらいの知識・情報量なのであれば、明確に断ったほうがいいでしょう。
引っかかってしまった場合の対処法

万が一ここまでに挙げた詐欺や商法に引っかかってしまった場合は、恥ずかしがらずに、消費者センター・国民生活センター、相手に刑事責任を問えそうなケースでは最寄りの警察所・法律事務所に相談してください。
表沙汰にすることを恐れて、泣き寝入りする必要はありません。
①契約の解除・②お金の返還請求、が可能な「クーリングオフ制度」が使えるかもしれません。
ただし、クーリングオフの通知期間は法律で決められているので、一刻も早く対応することを心がけてくださいね。
まとめ
普段なら上記に挙げたようなあやしい儲け話に引っかかるわけがないと思っていても、お金が絡むと、人間というのは冷静さを失ってしまうことがあります。
ですので、しつこいようですが絶対に引っかからないよう十分注意してください。
誰でも簡単に大金を手にすることができるなら所得格差なんて生まれないですよね?
一旦冷静になって考えてみれば分かることです。