
インターネットがほぼ完全に普及した今は、ノートパソコン1台で収入を得ることができる時代。
ネットを使ってお金を稼ぐ方法といえば「アフィリエイト」を思い浮かべる方が多いです。
このアフィリエイトに似たビジネスとして「ドロップシッピング」というものがあるのですが、あなたはご存知でしょうか?
アフィリエイトに比べるとマイナーなので、おそらく名前を聞いたことがあるくらいの認識だと思います。
そこで、この記事ではドロップシッピングの内容について解説していきます。
アフィリエイトとドロップシッピングの違いを知識として押さえるのにお役立てください。
そもそもドロップシッピングって何?
日本でドロップシッピングサービスが始まったのは、今から10年以上前です。
この約10年間でドロップシッパー(=ドロップシッピングをやる人)は47万人以上になりました。
アフィリエイトには及びませんが、一定の人気があるビジネスと言っていいでしょう。
ドロップシッピングというのは、商品の在庫を抱えずに個人でもインターネット上で商品を販売し、その対価として報酬を得ることができるサービスです。
日本語に直訳すると、「直送(ちょくそう)」という意味になります。
ドロップシッピングでは、ドロップシッパーが作ったネットショップから商品が売れたら、DSP(=ドロップシッピング・サービス・プロバイダ)がドロップシッパーの代わりに商品を梱包・発送し、購入代金の回収までしてくれます。

通常のネットショップの場合
ドロップシッピングサービスを利用しないネットショップの場合、商品が売れていくことに備えて事前に在庫を抱えなければいけません。
なので、仕入れた商品が売れなかったら、その仕入れ代金分は赤字になってしまいます。
ネットショップの運営期間が長ければ、どのくらいの在庫を抱えればよいかを過去のデータから予測することができますが、運営開始時はデータ・ノウハウともに蓄積されていないので、どうしてもリスクが高くなる傾向があります。
日本における最大手のDSPは「もしもドロップシッピング」
「もしもドロップシッピング」というのは、「株式会社もしも」が運営しているドロップシッピングサービスです。
日本でドロップシッピングサービスの提供が始まった当初から運営されており、国内最大手のドロップシッピングサービスとなっています。
日本に限って言えば、「ドロップシッピング=もしもドロップシッピング」といっても過言ではありません。
というのも日本のドロップシッピング市場は、アフィリエイト市場のように大手のプロバイダと呼べる会社が複数あるわけではなく、ほぼもしもドロップシッピングの独壇場となっているからです。
Amazon・楽天といった大企業もアフィリエイトサービスは提供していますが、ドロップシッピングサービスは提供していません。
もしもドロップシッピングを運営している「株式会社もしも」の基本情報(※抜粋)
- 社名 株式会社もしも(Moshimo Co.,Ltd.)
- 所在地 〒160-0023 東京都新宿区西新宿3-5-1 新宿セントランドビル8階
- TEL 03-6911-4155
- 設立 2004年12月20日
- 資本金 5億2,550万円(資本準備金含む)
- 事業内容 ドロップシッピング事業、アフィリエイト広告事業
立地が気になる方のために、地図も貼っておきますね。
もしもドロップシッピングの口コミ・評判
ドロップシッピングで取り扱える商材には、情報が大きく不足しているものが多い。商品を供給する側の愛が足りてない。
それが良い商品であれば、こちらが不足している愛を足して、お客さんが見ても失礼のないようにしないといけないと思う。できるだけ。#もしもドロップシッピング— 超・開運神社 (@PowerShrine) 2016年9月28日
もしもドロップシッピングの本は約10年前購入したのですが、上っ面だけ読んで放置してました。
私はせどりをやっているのですが、ドロップシッピングは卸価格で購入出来る。
しかも100サイトのページが持てる。— MPC (@shigeo02jp) 2018年6月23日
もしもドロップシッピングの特徴
もしもドロップシッピングの特徴は、初心者ドロップシッパーに優しいということです。
具体的には以下の3つを挙げることができます。
- ネットショップ作成ツール「ショップできすぎくん」を、誰でも無料で使えること
- 商品の販売の仕方を、無料でサポートしてくれること
- 月間の売上金額で決まるランクによって、最大で利益に20%のボーナスが上乗せされること

もしもドロップシッピングの取扱商品
いくら良いサービスが提供されていても、DSPの仕入れ担当者が売れる商品または売りやすい商品を集めてきてくれないことには、ドロップシッパーのネットショップから商品が売れることはありません。
そういう意味では、仕入れ担当者の力がドロップシッパーの売上に直結するともいえます。
その点、もしもドロップシッピングには「売れる商品または売りやすい商品」が多数用意されているので、取扱商品にこまることは無いと言っていいでしょう。
具体的には、「フード・ドリンク・スイーツ」「ファッション」「電化製品」「美容・健康グッズ」「生活用品・インテリア・雑貨」「スポーツ・レジャー用品」「ホビー」などです。
これら40万点以上の幅広い商品ラインナップから自由に選んで、ネットショップで販売することができます。
ドロップシッピングのデメリットとメリット

Check ✓ デメリット
アフィリエイトでは、形のある商品の他に「サービス」「資料請求」「会員登録」など多種多様な案件に取り組むことができます。
これに対してドロップシッピングでは、形のある商品(いわゆる物販)しか取り扱うことができません。
この点は明らかにデメリットでしょう。
Check ✓ メリット
アフィリエイトでは、商品の価格決定権は広告主にあります。
これに対してドロップシッピングでは、「ドロップシッパーが商品に値段をつけて販売すること」も可能です。
ということは、商品の販売価格を高めに設定して報酬を多く得ることもできるということ。
この点はメリットと言っていいでしょう。
ただし、「販売価格の最低ライン・値上げの上限」は決められているので、法外な値段をつけて儲けるなんてことはできません。
ドロップシッピングとアフィリエイトの違い
僕も初心者のころによく分からなかったのが「ドロップシッピングとアフィリエイトの違い」です。
どこがどう違うのか、よく分からないですよね?ここでは3つの特徴的な違いに着目して見ていくことにしましょう。
違い・その1:お客さんとの関係
まず初めに押さえるべき違いがお客さんとの関係です。
アフィリエイトでは、あ客さんから見たアフィリエイターは「紹介者」にすぎません。
これに対してドロップシッピングでは、お客さんから見たドロップシッパーは「販売者」です。
なのでドロップシッピングでは、お客さんに対する商品の販売までドロップシッパーが行わなければいけません。
要するにドロップシッピングとアフィリエイトの最大の違いは、お客さんに対しての立ち位置ということができます。
違い・その2:Cookie(=クッキー)の有無
Cookie(=クッキー)を知らない方のために、先に「Cookie(=クッキー)とは何か」について触れておきます。
Cookieとは、Webサイトの提供者が、Webブラウザを通じて訪問者のコンピュータに一時的にデータを書き込んで保存させる仕組み。
CookieにはWebサイト(Webサーバ)側が指定したデータを保存しておくことができ、利用者の識別や属性に関する情報や、最後にサイトを訪れた日時などを記録しておくことが多い。
ネットサービスなどのサイトで利用者のIDなどが保存されると、次にアクセスしたときに自動的に利用者の識別が行われ、前回の続きのようにサービスを受けることができる。
※ 引用元:IT用語辞典(TOP > C > Cookie)
アフィリエイトでは、Webサイトの訪問者がアフィリエイトリンクを踏んだ(クリックした)時にCookieが保存されるようになっています。
なので、アフィリエイトリンクを踏んだ時点で商品の購入・サービスの申込み等に至らなくても、Cookieの保存期間内に商品の購入等が発生すれば、アフィリエイターは報酬を得ることができます。
これに対してドロップシッピングでは、ドロップシッパーのネットショップが商品の販売サイトなので、そのショップに訪問した人がその場で買ってくれない限り、ドロップシッパーは報酬を得ることができません。
違い・その3:初心者が取り組むにあたっての難易度
ドロップシッピングでは、ドロップシッパーが商品の販売までしなければいけないため、インターネットビジネス初心者の方には難易度が高いと言わざるを得ません。
というのも、ネットショップの作成はDSPが提供しているツールを使えば容易にできますが、「①お客さんから見て魅力的なショップにすること・②インターネット上で集客と販売をする必要があること」の2つができないとビジネスが成り立たないため、広告主のサイトへ橋渡しをすればいいアフィリエイトと比べて、ハードルが高いのです。
終わりに
ドロップシッピングの方がアフィリエイトより深い経験をすることができるのは確かです。
でも、「①日本のドロップシッピング市場が小さいこと」・「②初心者が取り組むには難易度が高めなこと」から、僕個人としてはドロップシッピングをおすすめしていません。
もしあなたが「どうしてもネットショップがやりたい!」というのであればドロップシッピングを実践すればいいと思いますが、そうでないのであれば「資産ブログを活用したアフィリエイト」の方がいいと思いますよ。
収益化の方法が複数あるので、自分に合ったものを選べますしね^^

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